12月はクリスマス

木の実幼稚園では12月に入り、クリスマスの準備が始まりました。12月21日はクリスマス礼拝がおこなわれますが、その時にページェント(生誕劇)を行います。毎年内容は同じですが年齢ごとに役が決まってきます。

 特に年長児になると色々な役があり、子ども達の中ではこんな役をやってみたいという思いがあるようです。毎年ページェントの訳を決めるときに、保育者が一方的に決めるのではなく、子どもたち同士で話し合いの機会を持ち、自分の納得のいくまで話し合ってもらいます。時には自分の思っていた役になれずに悔しくて泣く子もいますが、自分の気持ちだけでなく人の気持ちを考えられる子どもになってほしいと願い、納得のいくまで話し合います。今日もそれぞれの役を体験としてやってみました。その中で徐々に気持ちを動かしたり、我慢したり、試行錯誤を繰り返しながらクリスマスの持っていきたいと思います。

 毎年ですが、練習が終わった後、「あ~たのしかった」という声が聞かれます。そして本番のクリスマス礼拝の日、保護者の方も見ている中で緊張感でいっぱいの子ども達。ページェントが終わって部屋に戻った時。赤く火照った顔で「あ~たのしかった」と心から話している子ども達の姿に感動し、涙が出てしまう園長です。

 毎年、毎年の出来事ですが、この時は子ども達の持つ力の強さ、心のきれいさ、成長を感じます。

 もうすぐクリスマス。楽しみに待ちたいと思います。